#16 フランケン強化作戦

FBIにエルビス兄弟から、生命工学の権威・セルロース博士誘拐を予告するビデオテープが届いた。フランケンのクローン体を完全なものとするためには、博士の研究データが不可欠なのである。
ICPOの要請で鉄人が護衛に向かったが、敵の陽動作戦にはめられ博士を連れ去られてしまった。

ロボット嫌いの生命工学博士セルロース(ちったァ凝れよ…ネーミング)じいさんのもとへ、護衛と称して派遣された金田探偵事務所一同。なんでこんなこと、民間企業に頼むかなァ、日本警察…大丈夫か、あんたら(汗)
相手がエルビスブラザーズだから因縁ということで、否も応もなかったんでしょうな、大仁田さん。
エルビスブラザーズ登場ともなれば……もれなく付いて来るヤンキー少年マイケル☆ いや〜今回も役に立たなさそうでキミの笑顔は清々しいです(←バカにしてるンじゃないヨ〜)
今回は仕事を電話で受けたのが正人(そんな彼の横に貼ってあった『今週の当番表』がプリチー)なのに、おいしいところは三郎に持って行かれ、地味にボディガードやらされててフビンです。こんな人選をした正太郎パパは、唐突にしっとりと説教に入るタイプなので、実に扱いづらい上司。個人的にはご遠慮したいヒトだ。
あ、そういやフランケンくん衣替えしていたネ。いいなあ、衣装持ちで。
ついに、この回で、みなみフランケン退場〜(T_T)

脚本/志茂文彦 絵コンテ/青山 弘 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

#17 襲撃! ブラックオックス

入手した人工細胞データのミスから、フランケンの体は急速に成長してしまった。
自らの命に残された時間を悟ったフランケンは、記憶喪失を装って金田探偵事務所に潜入することに成功する。やがてブラックオックスが襲撃してきたが、防衛システムが故障し鉄人は苦戦を強いられる。

詩織の誕生日編。いや……なんつうかもう、
トラックに轢かれそうになる詩織を助ける謎の記憶喪失少年
の登場に、冒頭からぽかーんとなってしまった自分。そう、あれは朝ごはんを食べてる時間だったっけ(遠い目)
この古風な展開こそが、「鉄人」たる所以なのか?! ……そんなことはどーでもよくて!! 唐突に金田邸に乱入してきた謎の少年の登場に、事務所男子どもは複雑な様子。そうだな、容姿的にかなりレベルの差があるな…(苦笑)
正人はマイペースだし、元一さんも年長だから落ち着いてるけど、新入りに寛容でない人見知りする三郎だけが、ちょっと難アリらしい! 要するに、さぶちゃんは詩織LOVE。終始あまり見え見えな行動には出なかったケド、最終回まで詩織LOVEらしいことは周知の事実。でも正人のおかげで、恋らしい恋も実らなかったとか、何とか……確かにそんなヒマなかったよねえ、不憫(笑)
ここではフランケン少年に金田邸を案内する詩織の姿を、遠巻きに見ている同僚どもが、アレコレ感想を述べているシーンをチェック。
元一「あ〜三郎、ひょっとして妬いてんじゃないかあ?」
三郎「ジョーダンでしょ。んなワケ、あるもんか」
その横にいた正人は、なんの話か判らずにひとりボケボケで疎外されていた。んもう、コドモねッ!! でも、妬くって、フランケンの容貌にか? 詩織への急接近にだろうか?! 今尚、謎でアル。
いかん、話の内容にまったく触れていない…(汗)
ラストシーンは、本領発揮したフランケンくんがジェノサイドバスターを一発くれてくれようとするんですが☆ ははは、土壇場で止めてくれてありがとう〜。いくらんなんでもあの至近距離で食らったら、金田邸、跡形も残りません(蒼)

原案/園田英樹 脚本/月村了衛 絵コンテ/西村純二 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

#18 さく裂! 超電動カウンター

陽子が対ブラックオックス策を編み出した。その名は超電動カウンター。
早速正人たちが特訓を始めると、そこへブラックオックスが攻撃を仕掛けてきた。
正人は未完成の超電動カウンターを放つが、失敗に終わりすっかり自信を失ってしまう。
同じ頃、フランケンは詩織のもとを訪れていた。

金田邸には競技用のトラックまで設置されていた!?って、エエ、もうそんなことでいちいち驚きませんケド!
よくわかんないけど『超電動カウンター』を、みんなで修得しましょうと、邸内で強化ギプスを付けたFX使って練習してるんだけど〜失敗したら、ハイ次のヒトに交替☆というメニューらしい。失敗すると、400メートルくらいありそうなトラックを28周走らなきゃならないので地獄のトレーニング……。
詩織がブラックオックスの急襲で、崖から落ちて怪我をするんだけど、所員のみんな冷酷なの〜。誰も心配したり助けに行ってくれないのよ〜。あれじゃあ、なんか敵側のフランケンの方が、よっぽど詩織に気ィ遣ってるように見えて奇妙ぢゃ。
一方、オマエは敵を怖がってるから超電動カウンターをマスターできない、とオヤジさんに諭された正人が、ひとりでトレー二ングルームで八つ当たり(いやいや、トレーニングよっ)してる姿が、ちょっと男の子らしくてかわい〜のよ〜。暴漢正太郎オヤジは……暴漢ってカンジだ。とても。

原案/園田英樹 脚本/西園 悟 絵コンテ/西澤 晋 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

#19 バットラー最後の挑戦

新ドゴール空港から日本に向かって初飛行に飛び立った超大型旅客機ニューコンドル。
世界の主だった指導者や科学者が招待されているこの飛行機を墜落させるため、バットラーが襲いかかる。
旧鉄人とFXが援護に向かうが、すでにニューコンドルは攻撃を受け、徐々に高度を下げつつあった。

まだいたのか、アンタ?!
誰もが記憶の糸をたどるのがもどかしい、おフランス限定悪役・バットラー執念の再登場!!んでもって、最後の出番でもあります〜。
なんかねえ〜フランス絡ませるなら、フランソワーズ出せえー!とか真剣に怒っちゃうんだけど、きっとフランは、先日の大怪我(→#13)でしばらく休養が必要なのね〜。元一さんの「フランソワーズに電話しよ〜」と浮かれる姿がさりげなく、彼のフランLOVE☆も物語っていて可愛かった。そ、そんな彼女が惚れているのは正太郎オヤジですど……(T_T)
オソロシイことにこのハナシでは、詩織がコンコルド機の操縦をするのです!!
金田探偵事務所で訓練されてるアナタなら大丈夫でしょう〜とかてきとーなコトいってる、ニューコンドルの機長! いいのか、ソレで!!
しかもこの機には、陽子ママ他、世界の名のある科学者や政治家が乗ってるそーだけど、よくよく冷静に考えたら、そんな物騒&警備にお金がかかりそうなこと、誰が企画するっちゅうねん☆ 相変わらず、説得力に欠ける展開でステキだ、FXワールド(笑)
今回一番格好良かったのは、バットラーのハナシなのにガッツで無理矢理出てきて、ニューコンドルを助けてくれたフランケンくんでしょう。(チィッ、何やってんのよゥ金田探偵事務所ども!!)
ゾルリック「目がかすんで、敵を間違えちゃったかな……??」

脚本/静谷伊佐夫 絵コンテ/今沢哲男 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

#20 消えたブラックオックス

金田探偵事務所に鬼面岳の山岳救助隊から遭難救助要請の連絡が入った。
鬼面岳は落盤事故の多発と電磁波が撹乱されてしまうことで有名な難所である。
ところが鬼面岳で鉄人を待っていたものは、ネオブラック団の罠だった。
霧に視界を奪われた正人と詩織は、落盤に遭い行方不明になってしまう。

よくよく考えてみたら、フランケンの生涯絶対の目的は、世界征服でも大儲けでもなんでもなくて、
金田正太郎と鉄人に復讐すること
なんですよ。
だもんだから、別にネオブラック団裏切ったって、どうってことないじゃん、という事実です。んでもって、ソレに気付いたフランケンは、もう体は長持ちできないけど、ゾーン総統にコキ遣われるくらいなら出ていってやるゥ!と家出を覚悟。あと72時間しか保たないと覚悟を決めて、培養液タンクを破壊! さあどうする、後が無いゾ!!
その頃、詩織の様子が気になって彼女の部屋をのぞき見してる同僚4人がかわいーです☆
金田探偵事務所はガセネタ情報で、キメンダニと呼ばれる難所へGo〜。ご苦労様です。
双葉「(スゴい霧で…)これじゃ鼻をつままれてもわかんないわ〜」
正人「(双葉の鼻をむぎゅ〜)」
双葉「ギャー! ほんとにつままないでよッ」(三郎の足をむぎゅー)
三郎「ウギャー!! オレじゃない、正人だよぉッ」
でもって、この日は詩織ちゃん、カゼひいてたらしくて、頭がフラフラ。山で遭難するは、熱が出てきてひっくり返るはでサンザン。そこへ家出少年フランケンくんが、またオタスケマンで現れますが……ああ、この辺フランケン強化月間というベキか、正人はどうでもいいような主人公です。とほほ〜(笑)

脚本/岸間信明 絵コンテ/横田 和 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

#21 フランケンのさいご

詩織との出会いによって人間としての心を取り戻したフランケンは、ゾーン総統を裏切る決意を固めた。
培養液カプセルを破壊した彼の肉体はあと半日しか保たない。
ブラックオックスを奪われたネオブラック団は、詩織を誘拐して交換を要求する。それに応じたフランケンは地獄島に向かったが……。

消滅まであと12時間。培養液タンクに浸かれなくなったフランケンくんは、ああ、もうブザマに死ぬくらいなら、キレイなうちに身投げしちゃおうかなあ〜と溶鉱炉にフラフラ向かったりするんですが、詩織を人質にされたので、やむなくブラックオックスを持って地獄島に戻るハメに。まあ、ブラックオックスに出資したのはネオブラック団だから、しようがないようねえ。
双葉「だいたい正人が正人がついてたくせに簡単にさらわれちゃうなんてどーゆーコトなのおッ?!」
正人「………面目ない」
め、面目ないって……12歳の言葉ですか、正人??
さておき、後がナイ身のフランケンくんも、セルロース博士に治療してもらえば治る可能性もアリ! 絶望しないで、希望はあるわ〜と皆一丸となって頑張るけど……タイトルがタイトルなので、諦めてくれ諸君ッ!!
ぼくは諦めないよ、詩織!
痛いセリフでしたなあ。最期まで諦めなかった彼に、わずかな救いをくれ〜ぃ。
体が動かなくなったフランケンくんが三郎に操縦機を譲るんだけど、横でいろいろ師事されながらブラックオックスを動かすこのシーン、何度見ても涙がとまらん……さよならフランケン。

原案/園田英樹 脚本/志茂文彦 絵コンテ/飯島正勝 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

#22 ネオブラック団をつぶせ

ICPOが地獄島海底基地を突き止めた。ついに決着をつける時が来た!
その頃、ネオブラック団では、ゾーン総統が正体を現していた。彼はデビル火刀の作り出した架空の幻影であり、火刀自身はロボットだった。
世界各国から鉄人が集結し、正人たちの総攻撃始まる。

ついに正式にパイロットが決定しました☆
FXは言うまでもなく、正人。ブラックオックスは、満場一致の意見(?)で、三郎に決定! いやー、待望のFX&ブラックオックスコンビの登場にカンパイ!!
大仁田「ついにネオブラック団の基地をつきとめたぞぉ〜金田さんたちも協力してくださいますな?!」
正太郎パパ「もちろんです。今回は無料で協力させてもらいます」
いいよ、パパ。わざわざ断ンなくても……身に付いた習性ってカナシイ。つうか、地獄島の位置って、前回正人達に乗り込まれてバレてるじゃん。
てなワケで、鉄人の世界の仲間達大集合☆ 世界の仲間達ゆうても、マイケル(アイアンイーグル)、イカム(ジャンボ)、フランソワーズ(ミラージュ)、フー・メイシー(赤龍号)が参加です。他の世界の仲間達はっ??
今回は、
どうして鉄人には武器がないのか?てなことを、今更っぽく語ってます。なんかなあ、「鉄人28号」の次世代編をやる上で、クリアしとかなきゃならない一連のことをやっときます、って見え見えのシナプスでこのクライマックス編は、盛り上がりに欠けてるよーな気がしたのは私だけでしょうか? だから今もなお、FXは鉄人を元ネタにしたパロディ次世代作って認識しかされないのよぉ〜。園田ぁ〜オボエとれ〜(怒)→後半、彼がシリーズ参加してなかったことを心底ありがたく思うワ。
蛇足ですが、デビル火刀、ついにターミネーターになってしまうの巻(汗)

脚本/園田英樹 絵コンテ/高瀬節夫 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

#23 対決! ゾーン総統

総攻撃をうけたデビル火刀は海底基地を捨て、母艦ザムダとともに最後の反撃に出た。
彼の強力なサイコウェーブは、ザムダを変形させ巨大なロボットを形作るばかりか、鉄人たちを操縦不能にさせ同士討ちを始めさせてしまう。
一方ザムダに侵入した正人と鉄人28号FXは、ついにゾーン総統と対決する局面を迎えた。

地獄島の基地はひとまず壊滅状態に。でも…正人が、ネオブラック団の母艦ザムダ内に飛び込んだまま消えちゃった?!
日本に向かったんじゃないだろーか?という、とてもテキトーな判断(ヒーローの血がそう告げているそうです)で、世界の鉄人の皆様御一行は、南太平洋上の地獄島から日本に向かいます。って、オイオイ、移動に何日かかると思ってンだよゥ〜なあんて、言いっこナシナシ!!
早く来い来い、金田正人…最後の夜が明けてしまうゾ。(byデビー)
前回出番がなかったので、今回はフー・メイシーちゃんが、お姉さま的にご活躍。マイケルたちよか、年齢ちょっと上なんでしょうかねえ。気が付いたら、リーダーっぽく活躍しておりました。ううう、これが最初で最後の見せ場かフー・メイシー。キミがメインの話を、一回でも見たかったわあ〜。
さて、ザムダは怪電波を操って自らを巨大なロボットに変身しちゃうし、電波はどんどん拡がって各鉄人のコントロールにまで影響が出てくる始末。あっちこっちで同士討ち! えらいこっちゃ〜。
ようやくザムダの心臓部にたどり着いた正人とFXは、デビル火刀ことゾーン総統と一騎打ちに出る。(語り??)
ジェノサイド・バスターの一撃で、大騒ぎ終了。それにしても三郎、中に正人がいるからってあれほどザムダを攻撃するのをためらっていたキミが、ジェノサイド・バスターいっぱーつ☆って、一体どういうコトなのおっ?! 説明してえ〜。
ゾーンとは何者か?とゆー最大の謎は、どうも宇宙活動型の作業用ロボットだったらしくて、それが心を持った奇跡が起こした悲劇だそーです。まあ、山に捨てられた子犬が野犬になって里を襲いに戻って来たドキュメンタリーだと思ってください。以上。

原案/園田英樹 脚本/志茂文彦 絵コンテ/亀垣 一 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

#24 解散? 金田探偵事務所

ネオブラック団が消滅し、金田探偵事務所も久々に落ち着いていたところ、リハビリ中のランファと子ども達が遊びに来る。
金田探偵事務所に入りたいと頼む子ども達に、正太郎は事務所の解散を告げた。その言葉を冗談に受け取った正人たちだったが、すでに各々の配属は決められていて……。

前半(金田探偵事務所編)、おさらい編。
鉄人1号〜27号まで一気に紹介されるので、お見逃しなく☆(パ、パイロット付きにして欲しかったぁぁ〜ッ!)
エライ目に遭って(→#11)病院送りになっていたランファが、外出許可をもらって病院の子ども達と一緒に遊びに来ましたぁ。だがしかし、ランファもこのエピソードで出番終了。なんだかとても女性に冷たいFXワールド…(T_T)
探偵事務所の所員達が次々に世界の鉄人を紹介するけど、25号ミラージュの紹介で、私情入れまくりの元一さんがとてもラヴリー。破れるにしろ実るにしろ、一度は見てみたかった、男・司元一の一本勝負〜。ついでに言うと、さぶちゃんの恋も…どうなるんだかねえ(詩織LOVEより、正人のメンドウ見ることに人生を削ることになる後半に注目ダ)。ホントに中途半端な設定多くて、ファン泣かせだ、FX。
てなわけで、この話をもって金田探偵事務所は解散。
解散というかICPO管轄下になるので、そんなにメンバー養えましぇんてなコトで、元一&詩織を海外ICPO支部に売り飛ばしてしまったらしい。恐るべし、金田正太郎!!(まだまだ続く)

脚本/園田英樹 絵コンテ/今沢哲男 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐



 ■ 幻 の 予 告 編 ■

正人:来週からは、オレと世界最強スーパーロボット鉄人28号FXの活躍を見てくれよな。

三郎:コラ! 誰が世界最強なんだ。オレのブラックオックスの方が絶対に強いぜ。
正人:よく言うぜ、三郎。ブラックオックスは一度鉄人に負けてるくせに★
三郎:あ〜ソレを言うなら、鉄人は何回もブラックオックスに負けてるじゃないか。
正人:でも最後に鉄人が勝ったモンね。
三郎:ようっし、そこまで言うなら、どちらが活躍するか勝負だ!
正人:望むところだ!
三郎:超電動ロボ鉄人28号FX!
正人:来週からパワーアップして新登場、
み ん な 応 援 た の む ぜ !



#25 叩け! 裏切りの軍団

金田探偵事務所がICPOに組み込まれてからの初仕事は、軍事国家エイラシアに誘拐された陽子の救出だった。
エイラシアは隣国のビルランと戦争の渦中にあったが、その裏には戦争による利益で私腹を肥やそうとする両国間で交わされた密約がある。それを知らない正人達はビルラン側の謀略にはめられてしまう。

日本全国的に放送されなかったという、地域限定(涙)FX後半・ICPO編スタート!
OPでは、ICPO制服にチェンジした正人・三郎・双葉がキメキメポーズで登場。くう〜ッ、ICPO制服カッコイイ〜! 主題歌ボーカルも長沢ヒロ氏から清水咲斗子嬢に変更。曲は同じだけど、若干アレンジされてます。
さて、コーフンさめらやらぬまま本編スタート。パリ行きNAL機がハイジャックされて、乗客だった陽子ママが誘拐された!!(NALって…ニッポン・エア・ラインかよぉぉ?) 陽子ママ誘拐して、超電動システム作れだとぉ〜? そういえば、このヒト、どうしてこれまでに誘拐の危機にさらされなかったのだろう? 敷島博士は誘拐なんか日常茶飯事で、正太郎くんに助けられる姿がアタリマエだったケド??
よくわかんないけど、ナゼかエイラシア隣国、ビルランの領地を爆走する正人達。ビルラン軍の総司令官に一杯食わされて、運河からエイラシア入りした正人とFXはエイラシア軍の待ち伏せで集中砲火を受けるハメに。普通だったら、正人死んでるよ、確実にッ。
やがてこれがエイラシア&ビルランの軍事協定ならぬ取引であると発覚し、三郎と双葉はビルラン軍をジェノサイド・バスターで殲滅させて逃亡。こんどは正人とFXが、エイラシア首都テヘラッドを壊滅させて事件解決。当然、エイラシア―ビルランの戦争は終結。初回から大問題だろ、こりゃあ〜!!
正人・三郎「やってやろうじゃん!」
双葉「やるよ、あたしゃ〜!」

原案/園田英樹 脚本/志茂文彦 絵コンテ/西澤 晋 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

#26 暴走ロボをつかまえろ

イタリアのハイウェイでは元F1レーサー・マラネロに盗まれた21号エアロダイナーが毎晩のように暴走している。近々、そこをウラン輸送車が通過するということで、鉄人28号FXに護衛が任されることに。
その裏では、エアロダイナーの影に隠れてウラン強奪を画策するマフィアの動きがあった。

公道最速伝説……って、鉄人使うのはルール違反じゃないのか?!
元F1レーサー、マラネロ・アルマーニ登場。当然正規パイロットではありません。要するに、公道を突っ走るハタ迷惑な暴走鉄人からウラン輸送車を守るために、日本からわざわざFXを呼びよせるまでの事件らしい。仲間にもボロクソにコキ下ろされるし、今回大変だなあ〜正人。
ベルモント警部「そっちの応援というのはまだなのか?」
正人「まかせなさいって、日本人は時間に正確なんだから」
海外で友達作るの、気を遣ったほうがいいヨ…正人。確かにイタリア人にとって、「時刻」なんてのはあってないようなモンだがな(T_T)
陽子ママが、装いも新たに登場。グリーンのワンピ姿もなかなか色ッポイでしょぉ〜ん。で、ママは何しに来たかというと、新兵器「ジェットボード」をお届に来たらしい。当然ながらこのアイテムは一回こっきりしか使用されてません。太っ腹だなあ…ICPO。
さて、マフィアの罠でFXと「公道バトル」をスタートさせたエアロダイナーですが(→正人の方は何も考えてないので、売られた喧嘩は何でも買う)、残された三郎はウラン輸送の警護はどうすればいいのかオロオロしちゃいます。そんな相棒に正人の痛烈な捨て台詞、「さぶちゃん、よろしくぅ!!」
この回、動きがとても素晴らしく、久々に絵で楽しませてもらいました☆ ゲストキャラも、味があって全編通して結構楽しかったワ。
評価:★★★★1/2

脚本/静谷伊佐夫 絵コンテ/長岡康史 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

#27 砂漠の英雄伝説

ある砂漠地帯で密輸団のロボットを追いつめた正人は、突然発生した砂嵐に呑込まれ、異世界アルファトラ王国に紛れ込んでしまった。
困惑する正人は、そこで双葉そっくりのハザム王子に助けられ、鉄人とともに伝説の英雄にまつりあげられる。迫り来る邪神の復活を阻止するため、正人は立ち上がった。

16号スフィンクス登場! だーけーど一瞬だけ(涙)
つうか石油コンビナートで火器使ってませんか? あの連中?? やたらと爆発しまくってヒドイな〜と思ったら、今度は砂嵐? 遙か太古の世界にタイムスリップしてしまった(爆笑)正人は、邪神エイジャーに侵略される王国アルファトラの危機を救えば、また砂の彼方に戻れると知り、全面的に協力開始。
王子の身辺警護のお姉さん・クレンナさんと戦友となった正人は、彼女と指切りで約束を交わす。
正人「ぼくらの世界のおまじないさ。約束したろ、死なないって」
クレンナ「子どもっぽいな…」
正人「子どもだもん。生きて帰ること、絶対生きて帰って再会すること、約束だよ!」
今回作画が本橋氏でなかったので、なんか絵が違う〜と泣いてしまいそうだったケド、不覚にもこの指切り正人にノッキンアウト☆ 罪な中学生だ、金田正人!! この話、ワタシ自分の本にも書きましたが、正人がもっと大人なら、違ったエンディングが迎えられたと思います〜。ちょっとシリーズ中、毛色の変わったエピソードでやんした。
にしても、三郎…「べっぴんさん」ってナニ?!(この若ジジイがあっ!!)

脚本/月村了衛 絵コンテ/西澤 晋 作画監督/箕輪 悟

 

#28 真紅の暗殺者

世界的人気女優マルガリータが、オーストラリアで真紅のロボットに襲われた。
彼女が暗殺者スカーレットローズも標的にされたことから、護衛にに正人たちが派遣される。だが思惑は外れ、スカーレットローズ操るレッドクインビーは、首相官邸を襲撃してきた。現場には、マルガリータの作り出した改良種の薔薇の花弁が残されていて……。

マルガリータ・ライモンド主演の新作映画プレミア会場(どうやらオペラハウス)を、暗殺者スカーレットローズが急襲してきた。
そんなマルガリータの大ファンで、警備担当にまで志願したという筋金入りの崇拝者・詩織が、今回ゲストで大活躍。つうか、後世にまで残る汚点がここで生まれちゃうんですケド、まあ若気の至りってコトで。
現在彼女は、オーストラリアICPOに27号サキガケ持参で配属中。合流した正人たちと協力して、マルガリータの警護に命を懸けるけど、マルガリータだけでなく首相までスカーレットローズに襲われて、オーストラリアは大騒動。
アレレ、こいつぁ……首相官邸にスカーレットローズが残したバラの花弁は、マルガリータが作っているという新種じゃないのよぉ〜と双葉が看破。つまりマルガリータは自分が狙われていると見せかけて、本命をコロス!という基本的なセオリーに則っております。
まあ、このスカーレットローズさんが、いかに志の低い暗殺者かってことは、この先のお話でよ〜くわかっちゃうんですが、今はいいです。ミステリアスな悪役ってことにしときましょ(笑)

脚本/志茂文彦 絵コンテ/飯島正勝 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

#29 恐竜対鉄人

中南米諸国の平和サミットがメキシコ沖の人工島ビートルアイランドで始められたが、まもなくその会場に恐竜が迫ってきた! テロリスト・ビッグが爬虫類を巨大化させ、操っていたのである。
正人は鉄人を出動させ、恐竜に取り付けられたコントロール装置の破壊に成功するが……。

鉄人13号アステカのパイロットに就いた元一さんがゲスト〜。でも話にあんまり絡んでこない〜(T_T)
姿形は、背も伸びたカンジで、顔つきも大人っぽくなったケド(赤いシャツがお似合いじゃあ〜)……どうして目立たないのよぉ〜元一さぁん!
一方、日本残留トリオは、平和サミットの警護でテレビに映ってる元一さんの姿に、ちょっぴりジェラシー。早く独立したいもんだああ〜。
三郎曰く、
オレは正人をフォローするためにここにいるんだ!
よくわからないけど、そういうことだったらしいです。自分がやらねば誰がやる、ってキャシャーンみたいな子ですね、三郎。
もっと謎なのは、今回のエピソードの原因となった、米国研究所製の「爬虫類だけに作用する培養液」ってヤツ。来るべき食糧危機に向けて…と正太郎は語っていたけど、食糧危機時代にそなえて爬虫類培養してどうするんじゃああ?! トカゲ食料にして生きろっていうの〜?? ……いけない。真剣に突っ込んでも砂を噛むような思いをするだけよ、と思いつつ、突っ込まずにはいられないFXワールド!!
今回は培養液を注入された悲劇のトカゲ、カムイが巨大化の果てに恐竜にされちゃって、そのお友達の男の子・ガムくんが、カムイ〜元に戻ってよぅ〜と涙の訴えをするマコトに心温まる話なんですが……どうも正人と三郎たちはその辺の事情が判っていないせいか、とにかく仕事しに参りました〜というカンジで、ガツンガツン破壊活動してたから、ちょっと冷酷に見えたかも。
今回から待望の新ED『Get your dream』がスタート。絵が綺麗で、旧EDとはガラリと趣の変わった大人なスタイルだったので人気の高いEDでやんした☆ このEDに関してはイロイロ思うところあるが、とりあえず、最後のショットで三郎の前髪が
分け目逆だったことが今でもスンゴイ気になってイヤです。

脚本/岸間信明 絵コンテ/元永慶太郎 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

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