#44 忍者をつかまえろ!

物質を跡形もなく溶かしてしまうメルト弾が盗まれた。
忍者の仕業という情報を得た正人たちは、忍者の里を訪ね、最後の忍者・霧風の行方を追うが、罠にはめられてしまう。
霧風の背後に別の組織の存在を知り、鉄人が南極に向かったところ、組織に裏切られた霧風は一足先に騒動を起こしていた。

アメリカ人が勘違いして作ったエピソードだったなら爽快に笑えてジ・エンド!でまとまるトコなのに、本気で忍者だよ……(滝汗) しかもこのラスト・オブ・ニンジャな霧風の乗ってるロボット風神号は、どっかで見たなあ〜という【忍者戦士・飛影】を彷彿とさせてくれるデザイン☆
あまつさえ、1993年のアニメとは思えない、過去のSF作品で繰り返し使い古された
南極の氷溶けたら人類さよならネタを使ってくれちゃって、ワタシはこの西園さんというホン屋さんとは、一回も相性が合わなかったナと確信いたしましたでゴザイマス(嘆息) んもう、何? あのメルト弾とか云う、安直な兵器ってば〜(- -;;
前フリが長くなりましたが、このエピソードは上記のエッセンスだけで、すっかり萎えたので、あんまり本編おぼえてないんデス(ラストのヒドイ締め方は、時間切れだったのだと思いたいよゥ)が、悪玉アル・ハンブラが千葉真一さんのエセ外人ぶりが熱く、ポイント高かったワ。あ、あと、ハンスくんが脇役だった気もするけど、愛のあまりスルーね。
ぬう。
仕方がない。このエピソードをセールスポイントとして日本のロボット大好きアメリカ市場へ輸出するのだッ! カートゥーンネットワークなら買ってくれるかも☆ そして【ビッグオー】みたいに凱旋帰国するのよゥ〜ん……すみません、いつもの寝言デス。

あまりケチョンケチョンにコキ下ろすのもアレなので、最後に褒めておくと、忍者の里で霧風と対決した正人たちの作画が、真っ黒にならないで、ちゃんとハイライト調整を効かせていたところが感心☆ 最近のアニメ見てて思うんだケド、デジタル技術が進歩してきたせいかメリハリ感を強調した画面(だから真っ暗なシーンは、ほんとに真っ黒なのよ〜)が多い中、FXくらいの時代だとまだまだアナログなので、多少ボケていても、視覚を優先してる点に好感が持てます。イイネ〜♪♪

脚本/西園悟 絵コンテ/元永慶太郎 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

 

#45 傷だらけのヒーロー

アメリカ政府に父親を抹殺されたパーカー兄弟が、大統領の娘リサを誘拐した。救出には成功したが、銃弾に倒れた三郎はリサの身代りとして人質にされてしまう。ところが、アメリカ政府は三郎の命を無視してパーカー兄弟に攻撃を仕掛けようとする。
置き去りにした責任を感じた正人は、仲間と共に三郎救出に向かう。

アメリカって広い国ですよね。東海岸から西海岸まで移動するには、とてもじゃないけど、飛行機使わないとやってらんないです。そんな大きな国で事件発生。舞台は東海岸。
今回誘拐事件が起こったパノラマ島は、カリブ海に浮かぶリゾートアイランド。アメリカ大陸とは、フロリダから伸びた、全長100キロはありそうな橋(パノラマ島直行!な東京アクアラインも真っ青な長い橋サ)でつながってるみたい。
この島はもともと某国とやらの所有で、あまつさえ兵器研究所だったそーで、そんなところに研究施設を中途半端に残したまま、レジャーランドこしらえちゃった
アメリカって、やっぱり大雑把な国だネ?と妙に納得。そして、この島で誘拐された大統領令嬢リサ・ハミルトンは、現役アイドル様だそうで、性格もとってもイケてるお嬢様です。彼女のヴィジュアルが思いつかないヒトは、ヒルトン姉妹でも想像しておけば間違いナシ?!(←我ながら非道なたとえ…)
そんでもって、今回も悪役がまた「兄弟」。エルビス兄弟に始まり、このシリーズ、兄弟犯罪者が目立ちますな(笑)

#38
にて、オトナの新境地?なFXワールドを展開した大川氏、再トライのエピソードだけあって、ハードボイルドな演出にウキウキしてしまう反面、アメリカ政府(よくワカリマセンが、ワシントンDCで会議してNYで会見を行うという、信じられない事をしてます〜)のイカれた采配には戸惑いを隠せませんが、まァ三郎救出にみんな命懸けで、涙涙でゴザル。一部で物議を醸した、正人&三郎の心中計画も、マイケルの機転でなかったことになりまして、これまたメデタシ。ええ、ヤツじゃのぅ、マイケル。そういえばマイケル、NYは初めてということでオノボリさんを演じていましたが、初登場時、彼はNYに居た気がするなあ……Ouch!
今回一番尾を引いている謎は、双葉はどうやってエアロキャリアに乗り換えたの? いついつ?! さすがトリオ中、最も生存率が高そうな子だけのことはアル。 
あと、ちょっと苦い絵が……NYでのシーンで、世界貿易センタービル(911テロで崩壊したツインタワー)が写っていました。自由の女神と並び、NYのシンボル的建築物だっただけに、外せませんよね(TwT) ちなみにあの事件は2001年の出来事。FXの世界は2002年以降を舞台に描かれています。

脚本/大川俊道 絵コンテ/西澤 晋 作画監督/本橋秀之・亀垣一・渡部圭祐

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