#1 ヒーローは帰ってくる


おまたせしました、な第1話!
『鉄人28号』の世界から、40年後の未来が舞台。

2002年、日本で催されたワールド・ロボット・コンテストに、世界中で活躍中の鉄人シリーズが集結する。かつて、現在の鉄人たちの原形になったという鉄人28号を操った金田正太郎もすでに中年探偵(?)として、コンテストにゲスト参加していた。
そこに突如乱入してきた謎のロボット軍団。正太郎は愛機・鉄人28号で迎え撃つが敗れてしまう。彼に代わって颯爽と登場したのは、正太郎の息子であり、一年もの間、行方不明になっていた正人が操縦する鉄人28号FXだった!

▲犯罪的に赤の似合わない正人(^_^;
やっぱりピンクが一番似合ってて
可愛いゾ〜!!



こりゃもー正人は、絶対パンダの中にいると思ったネ(同意見多数)。
「正太郎クン二世」である正人は、ヒーロー(この定義っていったい…?)とはいえ、まだまだ甘えん坊の域を脱しないヒーロー……これが結構コソクな性格でいらっしゃるので、一直線に燃える情熱の赤よりも、そこはかとないズルさを感じさせるピンクがよく似合う異色の主人公!! あなどるなッ(笑)
遅刻してくる主人公というシュチエーションが、長編の第一幕としてはとても印象的であった。
といいつつも、彼のバイクやライダースーツ等の調達方法は? #11で発覚した銃創は大丈夫だったのか? 考え込めばナゾは深まる。
ところで、#37で正人のバイクのナンバープレートは品川になってるんだけど、絶対おかしいよネ! だって正人と陽子ママの再会シーンって…あれ、どー見ても林道でしょ? いったい都内のどこに金田邸があるっていうのォ? 区内にあんなトコあるか〜ッ!(ぜったい郊外よねえ)  どうも位置的に、金田邸とは謎多き館である。山の中の一軒家のクセして、山を下った途端、ビルの林立する街と港が見えるのだ。とても東京の環境じゃナイ。かといって横浜や神戸でもない…さては香港だなッ!?(←香港マニア的発言)

さてワールドロボットコンテストとゆー、この目的がいまひとつ明確でない催しは、どうもお台場が会場らしい(ウソ)。
会場にはおなじみ世界の鉄人パイロット仲間である、マイケル、フランソワーズ、フー・メイシー、イカムらが参加しているが、三郎たちの待機している格納庫には、19キングダムや22ナルビクの姿も垣間見られる。ということは……きゃあああ! チャールズやシーグル(いねーよ)も出てるのね!? ちらっと顔出ししてほしかったゼという惜しい気持ちも多少有。特にナルビクのパイロットは一度見てみたいものでしたナ(きっと北欧人の美少年に決まりヨ)。
一方、盛り上がるコンテスト会場に暗雲と共にやってきたネオ・ブラック団!
現れた長身マッチョ男は、ブルーソバージュのロン毛がまぶしいデビル火刀! 彼は、どうやら空中浮遊のみならず、テレポーテーションも可能という、測り知れない敵だ! 片やパンダに収まっていたゾルリックは、自称「ゾーン総統の信任篤き男」らしいが、人となりは難波圭一さんのアドリブはまりまくり男……というコトで説明終わり。
会場を占拠したネオ・ブラック団には、果敢にも捨て身のアメリカン・マイケルが早速ヤラレ役に志願してくれて……泣かせる奴です。正太郎パパの鉄人には殴られるは、遅れて登場した正人のFXにはコテンパにされるはで、こりゃあ彼が日本人嫌いになっても誰も責められないヨという悲運のエピソード。でもマイケルって『FX』中、一番活躍したパイロットだったんだよネ〜。
さて、正人とFXによる予想外の活躍で一時ネオ・ブラック団は退いたものの、今後の正人には世界平和を守るだけじゃなく、すっかり死んだ存在だと思われていた正人の代わりに集められた三郎たちとFXのパイロット権取得という大きな問題が立ち塞がった……風雲急を告げる展開に、乞うご期待!?

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